合同会社トランスVは、自律評価経済の実現を目指し、「エコシステムとしてのDAOの開発と普及」と「「DX = DaO Transform」|変態する組織への移行支援」の2つの事業を展開しています:
1.エコシステムとしてのDAOの開発・普及
DAO[1]は、参加型の未来を切り開く思想として世界中で注目を集めてきた。
しかしその一方で、DAOの多くは一定の関心層だけで完結し、持続的なエコシステムに至らないまま空中分解している。その理由の一つは、「単発プロジェクト型DAO[2]」の限界である。
多くのDAOが、「このテーマに関心ある人集合!」「このNFTを使って遊ぼう!」といった短期的な動機で始まり、 参加・貢献・評価・報酬の構造がプロジェクト単位で閉じてしまう。 そのため、次の貢献先や評歴[3]の接続先がなく、トークンも生きる文脈を失ってしまう。
もう一つは、「参加者が出入りできるインターフェースの少なさ」である。 DAOが“自治できる内輪”にはなっても、“外からいつでも入ってこれるネットワーク”にはなっていない点だ。 結果として、DAOが”自治出来る内輪”になっても、”外からいつでも入れるネットワーク”にはなっていない。結果として、DAOは閉じたコミュニティや既知の関係性に依存し、循環性を欠いた静的構造へと劣化していく。
トランスVでは、これらの現状のDAOの突破口として
「評価→評歴→トークン→新たなDAOの誘発」という分岐構造と循環構造の設計でのDAOを開発・普及をしています。
[1] DAO(分散型自律組織):ブロックチェーンなどを用いて、中央管理者なしで意思決定・運営が行われる組織形態。参加者間の合意により自律的に進化する。
[2] 単発プロジェクト型DAO:1つの目的やテーマに特化し、短期的なプロジェクトで完結するDAO。継続性や接続性に課題がある。
[3] 評歴(信頼レコード):誰がどのような行動をし、誰からどのように評価されたかを文脈付きで記録した履歴情報。信頼の可視化装置。
2.「DX = DaO Transform」|変態する組織への移行支援
DXは、いもむしに足をつけるのではなく、蝶に変態するためのもの。
トランスVでは、従来のPDCAやベストプラクティスに依存した“擬態的DX”ではなく、ラーニングアジリティ(学習俊敏性)と即応性を備えた組織体への本質的な変態を支援します。
私たちが提案するDXは、機能を「真決DaO」へと段階的に移行していくプロセスそのものです。
計画や予算の枠組みに閉じ込められた企業の“思考の構造”から脱するには、企業内に新たな決定構造を宿す必要があります。DaOは、まさにその「透明で、自律的に反応する判断装置」として機能します。
トランスVでは、以下の視点からコンサルティングを行っています:
- バッドプラクティスから学ぶDX戦略の再構築
- DaO設計を通じた即応性の獲得
- 機能のDaO移管→合意形成フレームの実装→リソースの段階的移転
- トップダウン意思決定からの脱却支援
DXとは単なる技術導入ではありません。企業の意思決定構造そのものの変態です。
その変態に寄り添い、共に羽化の瞬間を迎える──それが私たちの役割です。
詳細な話を聞きたい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。